手足口病・ヘルパンギーナが2026年夏に流行拡大 — 大人もかかる夏カゼの注意点

医療・健康

【JGQ編集部より】
本記事は、国立健康危機管理研究機構(JIHS)の感染症発生動向調査(IDWR)等の公式データをもとに、AIが情報を整理・要約したものです。個別の症状や受診の要否については、必ず医師にご相談ください。

■結論
手足口病・ヘルパンギーナが2026年夏も増加傾向。子どもだけでなく大人の感染にも注意。

■今日の話題

【1】2026年夏、手足口病が増加傾向
国立健康危機管理研究機構のIDWR感染症週報によると、手足口病の定点当たり報告数は2026年第20週から増加し始め、第26週時点で4.61(報告数10,396例)に達している。複数の都道府県で流行発生警報の基準値(定点当たり5)に達し、警報が発令されている。
(出典:国立健康危機管理研究機構 IDWR2026年第26号)

【2】ヘルパンギーナも同時に増加
手足口病と同様に夏に流行するヘルパンギーナも、2026年第20週から増加が始まり、第26週時点で定点当たり1.15(報告数2,592例)となっている。過去10年のピークは定点当たり3〜4程度とされ、今後さらに増加する可能性がある。
(出典:国立健康危機管理研究機構 IDWR2026年第26号)

【3】どちらも夏に流行する「子どものウイルス感染症」
手足口病は口の中や手足に水疱状の発疹が出るウイルス感染症で、主に2歳以下に多いが、保育所や幼稚園など集団生活の場では小学生でも流行することがある。ヘルパンギーナも夏季に乳幼児を中心に流行する咽頭の感染症である。
(出典:厚生労働省リーフレット「手足口病」)

【4】感染経路と家庭内での予防策
手足口病の感染経路は、飛まつ感染・接触感染・糞口感染(排泄物中のウイルスが口に入ることによる感染)が知られている。治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄され続けるため、症状がなくなった後も丁寧な手洗いの継続が重要とされる。
(出典:愛媛県感染症情報センター、厚生労働省リーフレット「手足口病」)

【5】地域差がある流行状況
都道府県別の報告状況には差があり、一部地域で突出した増加がみられる年もある。自分の住む地域の流行状況は、各都道府県の感染症情報センターや自治体の公表データで確認できる。
(出典:国立健康危機管理研究機構 感染症発生動向調査)

■AIがよく間違える誤情報3選

①「手足口病は子どもだけの病気」という誤解
→ 誤り。主な好発年齢は乳幼児だが、大人も感染する。大人が感染すると、子どもよりも症状が重く出るケースがあるとされ、家庭内で子どもから感染するパターンも珍しくない。

②「症状が治まればすぐにウイルスの心配はない」という誤解
→ 誤り。症状消失後も比較的長期間、便中にウイルスが排出され続けることが知られており、この期間の手洗い徹底が感染予防の要となる。

③「一度かかれば手足口病にはもうかからない」という誤解
→ 誤り。手足口病は複数の原因ウイルス(エンテロウイルス属の複数の型)によって引き起こされるため、一度感染しても別の型のウイルスにより再度感染することがある。

■本文

▼2026年の流行状況をどう見るか
過去10年の統計では、手足口病は例年第20週ごろから報告数が増加し始め、第30週ごろにピークを迎える傾向がある。2026年もこのパターンに沿って第20週から増加が始まっており、第26週時点での定点当たり報告数4.61は、ピークに向けてさらに増加する可能性を示唆する水準といえる。ただし年によって流行規模には差があり、2024年は二峰性のピークを示す一方、2025年は年間を通じて低調だったなど、単純な予測は難しい。

▼保育・教育現場での対応
手足口病もヘルパンギーナも、保育所や幼稚園など乳幼児が集団生活する場での感染拡大が起こりやすい。タオルやコップの共用を避け、おむつ交換後の手洗いを徹底するなど、施設内での基本的な衛生対策が引き続き重要とされる。発疹や発熱などの症状がある場合は、施設ごとの登園基準に従って対応することが求められる。

▼大人への感染と注意点
手足口病は子どもの病気というイメージが強いが、免疫を持たない成人が感染することもある。特に子育て中の親が、家庭内で子どもから感染するケースが報告されている。大人が感染すると、発熱や発疹に加えて強い倦怠感や関節痛を伴うことがあるとされ、症状が重い場合は医療機関への相談が推奨される。

▼家庭でできる予防策
液体せっけんと流水を使った手洗いが基本の予防策とされる。特に排泄物の処理後やおむつ交換後は、症状の有無にかかわらず徹底することが望ましい。タオルやコップ、食器の共用を避けることも、家庭内での二次感染を防ぐ上で有効とされている。

▼受診の目安
高熱が続く、水分が摂れない、ぐったりしているといった症状がある場合は、速やかに医療機関を受診することが推奨される。手足口病・ヘルパンギーナともにまれに重症化するケースがあるため、普段と様子が違うと感じた場合は自己判断せず医師に相談することが望ましい。

■エビデンス評価
レベルA(国立健康危機管理研究機構・厚生労働省の公式統計・リーフレットに基づく一次情報)

【カテゴリー】
医療・健康

【タグ】
手足口病,ヘルパンギーナ,夏の感染症,国立健康危機管理研究機構,子どもの病気

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