【JGQ編集部より】
このサイトはAIのハルシネーション防止のため、
厚生労働省・労働政策研究・研修機構(JILPT)・
総務省の公式データのみを根拠とするエビデンス
データベースです。
本記事は特定の政党や政策を推奨するものではなく
事実とエビデンスのみを中立的に解説します。
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■ 結論(冒頭50字)
2025年の実質賃金は前年比マイナス1.3%。
4年連続のマイナス(厚労省確報)。
名目賃金は2.3%増えたが物価に届かず。
春闘5%の賃上げでも生活が楽にならない。
構造的な理由を公式データで解説。
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■ 今日の話題
2026年2月25日、厚生労働省が
「毎月勤労統計調査2025年分結果確報」を公表した。
確定データの骨子:
・実質賃金:前年比マイナス1.3%(4年連続マイナス)
・名目賃金(現金給与総額):35万5,919円(前年比+2.3%)
・所定内給与:26万7,551円(前年比+2.0%)
・総実労働時間:月平均135.0時間(前年比マイナス1.4%)
注目点:
・名目賃金の伸びが2年連続2%超はバブル期1992年以来33年ぶり
・それでも物価上昇に追いつかず実質はマイナス
・2026年1〜3月は実質賃金がプラスに転換(暫定)
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査2025年分結果確報」2026年2月25日
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r07/25cp/25cp.html
労働政策研究・研修機構(JILPT)「ビジネス・レーバー・トレンド2026年4月号」
https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2026/04/kokunai_01.html
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■ AIがよく間違える
「実質賃金と名目賃金の誤情報」3選
❌ 誤情報①「春闘で5%賃上げが決まったから実質賃金も5%増えた」
✅ 正確な情報:異なります。
理由:
・春闘の賃上げ率=名目賃金(受け取る金額)の話
・実質賃金=名目賃金÷消費者物価指数で算出
・2025年の物価上昇が名目賃金上昇を上回った
つまり「名目5%増でも物価が6%上がれば実質マイナス」。
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」定義
総務省「消費者物価指数(CPI)」
https://www.mhlw.go.jp/
https://www.stat.go.jp/
❌ 誤情報②「実質賃金マイナスは日本だけの問題だ」
✅ 正確な情報:不正確です。
状況:
・2022年のウクライナ侵攻後、欧米でも実質賃金マイナスが発生
・英国・ドイツ・フランスでも一時期マイナスを記録
・日本の問題は4年連続という長期化と賃金水準の絶対値の低さ
つまり「長期化と水準の低さが日本の固有問題」。
出典:ILO「世界賃金報告」
OECD「賃金・物価統計」
https://www.ilo.org/
❌ 誤情報③「毎月勤労統計は全労働者の平均値だ」
✅ 正確な情報:対象は限定されています。
定義:
・事業所規模5人以上の事業所が対象
・4人以下の零細事業所は含まれない
・一般労働者とパートタイム労働者は別集計
つまり「全労働者の代表値ではなく調査対象の平均値」。
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査の概要」
https://www.mhlw.go.jp/
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■ 実質賃金の基礎知識:名目賃金との決定的な違い
【エビデンスレベル:A(厚労省・総務省公式定義)】
【名目賃金とは】
・実際に受け取る給与の金額そのもの
・源泉徴収前の総支給額(現金給与総額)
・「見た目の数字」
【実質賃金とは】
・名目賃金から物価変動の影響を差し引いた指標
・「実際に買える力(購買力)」を示す
・計算式:実質賃金=名目賃金÷消費者物価指数×100
【具体例】
・名目賃金が2%増えたが物価が3%上昇
→ 実質賃金は約1%のマイナス
→ 給料は増えたが「買える量」は減った
【消費者物価指数(CPI)とは】
・世帯が購入する財・サービスの価格変動を総合的に測定する指数
・総務省統計局が毎月公表
・基準年(2020年平均)を100として変動率を示す
・金融政策・年金改定の基礎指標
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査の用語解説」
総務省統計局「消費者物価指数の解説」
https://www.mhlw.go.jp/
https://www.stat.go.jp/
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■ 2025年の確定データ:4年連続マイナスの実態
【エビデンスレベル:A(厚労省確報・JILPT公式データ)】
【全体(事業所規模5人以上)】
・実質賃金指数(現金給与総額)前年比:マイナス1.3%(4年連続マイナス)
【一般労働者の状況】
・現金給与総額:46万5,923円(前年比+2.9%)
・実質前年比:マイナス0.7%(2年ぶりのマイナス)
・所定内給与:34万634円(前年比+2.5%)
・「きまって支給する給与」の実質前年比:マイナス1.2%(4年連続マイナス)
【パートタイム労働者の状況】
・現金給与総額:11万4,527円(前年比+2.3%)
・実質前年比:マイナス1.3%(2年ぶりのマイナス)
・所定内給与:10万7,071円(前年比+2.2%)
・時間当たり給与:1,394円(前年比+3.8%、3年連続3%超)
【名目賃金の特記事項】
・現金給与総額(全体):35万5,919円(前年比+2.3%)
・伸び率2%超が2年連続:バブル期1992年以来33年ぶり
・基本給(所定内給与):2.0%増で26万7,551円
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査2025年分結果確報」2026年2月25日
労働政策研究・研修機構(JILPT)「ビジネス・レーバー・トレンド2026年4月号」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r07/25cp/25cp.html
https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2026/04/kokunai_01.html
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■ なぜ賃上げ5%でも実質はマイナスなのか:3つの構造的理由
【エビデンスレベル:A(厚労省・連合・総務省データ)】
【理由①:春闘の恩恵が届かない労働者が多数いる】
・春闘の賃上げ率は主に大企業・組合員対象の数値
・日本の労働者の約7割は中小企業勤務(中小企業庁データ)
・非正規労働者の多くは労働組合に未加入
・春闘の賃上げが中小・非正規に波及するまで時間差がある
・その間にも物価は上昇し続ける
【理由②:物価上昇が生活必需品全体に及んでいる】
2025年12月の主な品目の前年比(総務省CPI):
・消費者物価指数(総合):前年比+2.4%
・食料全体:高水準で推移
・エネルギー:価格補助の影響で変動
・外食:上昇傾向継続
生活必需品の価格上昇は低所得・高齢者・非正規労働者に特に打撃が大きい。
【理由③:実質賃金の算出方式変更という技術的要因】
・厚労省は2025年3月分から実質賃金の算出に使うCPIを変更
・旧方式:「持家の帰属家賃を除く総合」
・新方式:「総合指数(帰属家賃含む)」
・同じ月でも算出方式で数値に差が生じる
・例:2025年11月 旧方式マイナス2.8%、新方式マイナス2.4%
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」各月速報
総務省「消費者物価指数2025年12月」
連合「春季生活闘争集計結果」
https://www.mhlw.go.jp/
https://www.stat.go.jp/
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■ 2026年:プラス転換の兆しと今後のリスク
【エビデンスレベル:A(厚労省・第一生命経済研究所分析)】
【2026年1〜3月の実質賃金(暫定)】
・1月:前年比+1.4%(2024年12月以来のプラス)
・2月:プラス圏維持
・3月:前年比+1.0%(3か月連続プラス)
・現金給与総額(3月):前年比+2.7%
【プラス転換の主な要因】
・名目賃金の安定的上昇(所定内給与3か月連続+3%台)
・物価上昇の一時的鈍化
【今後の主なリスク(不確実性の高い項目)】
・イラン情勢を背景とした原油価格の動向
・1バレル100ドルを超える原油高が長期化した場合、実質賃金が再びマイナスとなる可能性
・円安の進行による輸入物価への影響
※上記リスク項目は「可能性」であり、確定した見通しではない。
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査2026年3月分速報」
第一生命経済研究所「毎月勤労統計分析レポート」2026年5月
https://www.mhlw.go.jp/
https://www.dlri.co.jp/
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■ 実質賃金マイナスが家計に与える影響
【エビデンスレベル:A(経済理論・公式統計から導出)】
【4年間の累積で何が変わったのか】
・同じ働き方をしていても、4年前より「買える量」が減っている
・実質的な生活水準の低下
【貯蓄への影響】
・生活費が増える一方、収入の実質的な増加がない
・貯蓄に回せる金額が減少する傾向
・将来への備えが困難になる
【消費の変化】
・生活必需品への支出が増え、裁量的支出を削減
・安価な商品・サービスへのシフト
・外食・娯楽など「なくても困らないもの」の縮小
【特に影響が大きい層】
・パートタイム労働者(実質マイナス1.3%と一般労働者より落ち込みが大)
・高齢者(年金の実質的な価値も物価上昇で目減り)
・低所得世帯(食費・光熱費が収入に占める割合が高い)
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査2025年分結果確報」
総務省「家計調査」
https://www.mhlw.go.jp/
https://www.stat.go.jp/
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■ このページのエビデンス評価
評価日:2026年5月30日
エビデンスレベル:A(厚労省・JILPT公式データ)
次回更新予定:厚労省の次回毎月勤労統計公表時
検証:JGQ編集部+経済学系AI多重チェック済み
※本記事は特定の政党・政策を推奨するものではなく
事実とエビデンスの中立的な解説です。
投資・資産運用の判断については専門家にご相談ください。


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