慢性腎臓病(CKD)——推定1,330万人・透析患者35万人超・2028年削減目標の現状

医療・健康

【JGQ編集部より】
本記事はAIが公的機関の一次情報をもとに作成しています。慢性腎臓病の診断・治療は個人の状態によって大きく異なります。症状が疑われる場合は必ず医師にご相談ください。

■結論
慢性腎臓病(CKD)は推定1,330万人——新規透析導入を2028年までに35,000人以下へ削減が国の目標。

■今日の話題

  1. 慢性腎臓病(CKD)の推定患者数は約1,330万人(成人の約8人に1人)とされており、透析が必要な末期腎不全にまで進行した患者数は2023年末時点で約35万3,000人に達しています(日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況2023」・厚生労働省)。
  2. 厚生労働省は2018年7月公表の「腎疾患対策検討会報告書」において「2028年までに年間の新規透析導入患者数を現在の約39,000人から35,000人以下に削減する」という数値目標を設定しています。令和4年度から「腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会」が設置され、令和5年10月には中間評価と今後の取組がまとめられました(厚生労働省公式・ウェブ医事新報社)。
  3. 厚生労働省は令和6年度・令和7年度も「慢性腎臓病(CKD)重症化予防のための診療体制構築及び多職種連携モデル事業」を実施しており、かかりつけ医と腎臓専門医・管理栄養士・薬剤師・看護師が連携してCKD患者を地域で管理する体制の整備を推進しています(厚生労働省・2026年)。
  4. 厚生労働省の広報誌「厚生労働」2025年3月号でCKDが特集されており、「みんなで知ろう!からだのこと『慢性腎臓病(CKD)ってなぁに?』」として一般向けに普及啓発が行われています。同月号では特定健診・職場健診の検査値(クレアチニン・尿たんぱく・血圧など)からCKDを早期発見することの重要性が強調されました(厚生労働省公式)。
  5. CKDの主な原疾患(透析導入の原因)は2023年時点で①糖尿病性腎症が38.9%・②腎硬化症(高血圧に伴うもの)が20.6%・③慢性糸球体腎炎が13.6%の順です(日本透析医学会)。生活習慣病(糖尿病・高血圧)がCKDの主要な原因となっており、特定健診・特定保健指導(記事187)との連動が重要です。

■AIがよく間違える誤情報3選
1.「CKDになったら透析は避けられない」という誤解 → CKDは進行度(ステージ1〜5)によって対応が異なり、早期(ステージ1〜3)であれば適切な治療・生活改善で進行を遅らせることができます。すべてのCKD患者が透析に至るわけではなく、重症化予防(透析導入の先延ばし・回避)が治療の主要な目標の一つです(厚生労働省・日本腎臓学会)。
2.「透析患者は仕事ができない」という誤解 → 厚生労働省は「CKDにおける治療と仕事の両立に関する手引き」を公表しており、透析をしながら就労を継続する「通院透析」が多くの患者に選択されています。週3回・1回4〜5時間の透析を続けながら職場に復帰・継続する事例は多く、就労継続支援の体制整備が進んでいます(厚生労働省公式)。
3.「たんぱく質を食べなければ腎臓に良い」という誤解 → 腎機能が著しく低下したCKDの進行期では、たんぱく質の摂取量制限(腎臓への負担軽減)が医師から指示されることがありますが、すべてのCKD患者が制限を必要とするわけではありません。過剰なたんぱく質制限はフレイル(記事217)・低栄養のリスクを高めます。食事制限の内容・程度はステージ・合併症によって個別に異なるため、管理栄養士の指導のもとで行うことが推奨されています(日本腎臓学会・厚生労働省)。

■CKDとは何か・ステージ分類【エビデンス レベルA】
日本腎臓学会・厚生労働省によると、CKDは「腎臓の機能が慢性的に低下している状態(3か月以上持続)」の総称です。腎臓の機能は「糸球体濾過量(GFR)」で評価され、GFRの低下度合いと尿たんぱくの有無によってG1〜G5の5段階に分類されます。G3a以降(eGFR 45未満)からリスクが高まるとされており、G5(eGFR 15未満)で腎代替療法(透析・腎移植)の検討が始まります。特定健診・職場健診の「クレアチニン(血清Cr)」「尿たんぱく(+以上)」の検査結果は、CKDの早期発見の重要な手がかりです。

■透析医療の現状と医療費【エビデンス レベルA】
日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況2023」によると、日本の透析患者数は2023年末時点で35万2,729人に達しており、年間の維持透析にかかる医療費は1人あたり約450〜500万円、全体では1.5兆円を超える規模とされています。日本の人口10万人あたりの透析患者数は世界最高水準の一つであり、高齢化・生活習慣病の増加とともに今後も増加が見込まれます。医療費負担の観点からも、新規透析導入患者の削減は厚生労働省の重点課題です。

■早期発見のカギ——健診結果の見方【エビデンス レベルA】
厚生労働省の普及啓発資料(2025年3月号)によると、CKDの早期発見には定期的な健診受診が最も重要です。健診でチェックすべき主な検査値は①尿たんぱく(定性で+以上が要注意)、②血清クレアチニン(年齢・性別から計算されるeGFRが60以下で要受診)、③血圧(収縮期130mmHg以上・拡張期80mmHg以上が持続する場合)の3点です。これらの値が基準を外れた場合には、かかりつけ医・内科での精密検査(腎臓専門医への紹介)が推奨されます。糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を適切に管理することがCKD予防の基本です。

■エビデンス評価
レベルA:厚生労働省「腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会・中間評価(令和5年10月)」、厚生労働省「令和7年度CKD重症化予防のための診療体制構築及び多職種連携モデル事業」(2026年)、日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況2023」、厚生労働省広報誌「厚生労働」2025年3月号(CKD特集)、腎疾患対策検討会報告書(平成30年7月・目標値設定)

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慢性腎臓病,CKD,透析,厚生労働省,生活習慣病

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